Q.アタマジラミが出たのですが、散髪できますか?

 

A.大丈夫です。遠慮なくご来店ください。

アタマジラミは私がこの仕事についた頃よりずいぶん増えた気がします。シラミというと、戦後の一時期に蔓延したコロモジラミのイメージから不潔だと受け取られがちですが、現在の日本で不衛生なために、発生していることはほとんどありませんので、特にお子様の場合、差別やいじめにつながらないよう、正しい認識をもって対応してください。 「ヘアケア」の方に詳しく掲載しておりますので参考にして下さい。


Q.「顔剃り」と「うぶげ剃り」の違いは?

 

A.「顔そり」は剃刀(カミソリ)を使ってヒゲやうぶげを剃りますが、同時に古い角質や汚れも取り除くので、ピーリング効果があります。「うぶげ剃り」は小さなバリカンのようなトリマーで剃ります。うぶげだけしか切れないので、古い角質や汚れも取れませんし、硬いヒゲも剃れません。お子様のエリのうぶげや、中高生くらいの顔剃りでニキビがある方や肌の弱い方に使います。

女性の「お顔剃り」の「うぶげ剃り」とは違うのでご注意ください。


Q.うぶげを剃るとヒゲが濃くなるのですか

 

A.なりません。うぶげとヒゲの違いは毛の寿命にあります。うぶげは約一ヶ月、ヒゲは3~5年で生え変わります。

うぶげは先が尖った△形ですが、剃ると根元の太い断面が見えてしまうので、延び始めは一時的に濃くなったように見えますが、すぐに生え変わるので元に戻ります。思春期の男の子の場合、成長と共にうぶげの寿命が延びてきてヒゲに変わっていきます。ちょうどこの時期にヒゲを剃り始めるので、「うぶげを剃ると濃くなる」と思われるようになりました。ただ、間違った剃り方をすると皮膚が変色したり、濃くなったりすることがあるのでご注意ください。

うぶげを剃るメリットは男性、女性共に色々あります。

・顔のトーンが明るくなる

・ニキビ予防

・汚れや古い角質の除去し、皮膚の再生を促す。

・化粧ののりが良くなる

蛇足

私は中学生時代、卒業アルバムの写真を撮る時に口のうぶげを剃っていなかったため、ものすごい「おっさん顔」に写ってしまった苦い経験があります(未だに後悔しています)。高校の時には、友達が書いた私の似顔絵には必ずヒゲがありました。個人差はありますが、男性はみんな大人になるとヒゲが生えます。ほぼ毎日剃らないといけなくなります。中学生くらいですと月に1~2回でいいと思いますので、ヒゲを剃る習慣を身に着けてもいいのではないかと思います。

なにより「うぶげ」があるとせっかくのイケメンが台無しです。


Q.子供が一人で座れるか、じっとしているか心配です?


A.一人で座れないお子様は大人の方が抱っこしたままでのカットが可能です。小さなお子様がじっとしているのは無理ですので、アニメを見たりおもちゃで遊びながら、タイミングを見計らってカットしていきます。

ただし、寝くじや体調の悪い時は避けられた方がいいかと思います。

カットした髪の毛が服の中に入ってかゆくなる事がありますので、着替えをお持ちいただければ幸いです。

極めてまれですが、過去に生後3ヶ月のお子様もいらっしゃいました。


Q.ヘアカラー、白髪染めの違いは何ですか?

 

A.毛染めの仕組みについてかんたんに説明します。

カラー薬剤は1剤と2剤に分かれています。1剤には主に染料、2剤には酸化剤が入っています。この二つを混ぜることによって、染料と酸素が結びつき発色します。日本人の髪は暗いため、明るくするのには脱色する必要があります。そのためカラー剤には脱色させる薬も入っています。

ご希望の明るさ・色味にするために、最小限のダメージで染められるように必要な量の染料・脱色剤が入った薬剤が何十種類もあります。

白髪染めもカラー剤同様、1剤と2剤を混ぜて使いますが、白髪に大量の染料を入れる必要があるためカラー剤よりも染料の量が多く、発色をよくさせるために薬剤のパワーが強くなっており、短時間で発色させるように出来ています。

カラー剤でも白髪を染めることは可能ですが、染料が少ない為時間と共に色落ちが進み白髪が出てきます。白髪染めは多少の色落ちはありますが、完全に白髪に戻ることはありません。

色落ちで白髪が見えたくない、短時間で済ませたい方には白髪染めをお勧めします。ただしヘアカラーよりもダメージがあります。

時間はかかりますがダメージさせたくないお客様にはハーブカラーをお勧めします。