(令和3年2月再訪・追記)
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二十八番が一番高い場所のような書き方をしましたが、実は山頂に一番近いのが二十八番であって、標高が一番高いのは二十九番と三十番の577mになります。
7mほど急斜面を上がります。
ここは二の丸跡と呼ばれる場所でここと本丸跡は西条方面の展望もよいので休憩場所にいいところです。
標高577m
何かメッセージを
二十九番 千手観世音菩薩
国分寺(こくぶんじ)千手観世音菩薩
おん ばざら たらま きりく
酒絶ち地蔵のあるお寺
三十番はすぐ近く
三十番 阿弥陀如来
善楽寺(ぜんらくじ)阿弥陀如来
おん あみりた ていせい から うん
二の丸を下りて行きます。
すぐに三十一番。
三十一番 文殊菩薩
竹林寺(ちくりんじ)文殊菩薩
おん あらはしゃ のう
八十八石仏で唯一の文殊菩薩様です。
仏の知恵を象徴していて、学問のこつを知る菩薩様と言われます。
学力向上や合格祈願のご利益が・・・。
段々となっている場所を順に下りて行きます。
午の段跡(うしのだん)
下り道になっていきます。滑りやすいところもあるので、気をつけて。
二手に分かれます。左へ。
小さな案内板ですが、見落とすことはないです。
すぐに三十二番。
三十二番 十一面観世音菩薩
禅師峰寺(ぜんじぶじ)十一面観世音菩薩
おん まか きゃろにきゃ そわか
なだらかに下って。
三十三番 薬師如来
雪蹊寺(せっけいじ)薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
つづら折れで下ります。
標高535m、三十四番。
三十四番 薬師如来
種間寺(たねまじ)薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
少しづつ傾斜がきつくなります。
三十五番 薬師如来
清滝寺(きよたきじ)薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
蛇行するように下ります。踏み跡と案内板を見落とさずに気をつけて進んでください。
細尾根に出ると。
こちらの谷も大規模な土砂崩れがありました。三十八番までの登山道はかろうじて残っています。(令和3年2月追記)
三十五番と三十六番のルートの間に、食料庫跡の石積みが残っています。
そのまま進むと三十六番へいきます。
食料庫跡へ行かなければ直進です。案内板のあるところが食料庫跡からの合流地点。
食料庫跡への道です。細かく案内板があるので、迷うことはありません。
食料庫跡まで100mくらい。
そのまま前進。
三十五番からの参拝路に合流。
三十六番 不動明王
青龍寺(しょうりゅうじ)波切不動明王
のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
八十八石仏のうち3体しかない不動明王(45番・54番)
つづら折れでなだらかに下ります。
三十七番は大石に囲まれた少し高いところにあります。
三十七番 阿弥陀如来
岩本寺(いわもとじ)
一ノ宮/不動明王
のうまく さんまんだ ばざら だんせんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
二ノ宮/聖観世音菩薩
おん あろりきゃ そわか
中ノ宮/阿弥陀如来
おん あみりた ていせい から うん
四ノ宮/薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
森ノ宮/地蔵菩薩
おん かかかび さんまえい そわか
だんだん高度を下げていきます。標高470m
この先山が深く削られています。注意して進んでください。(令和3年2月追記)
三十八番 千手観世音菩薩
金剛福寺(こんごうふくじ)三面千手観世音菩薩
おん ばざら たらま きりく
金剛福寺は足摺岬にあるお寺。
傾斜が緩やかになってきます。
三十九番 薬師如来
延光寺(えんこうじ)薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
1999年6月末の集中豪雨による土石流で行方不明だった「39番薬師如来立像」を発見。1945年の山崩れで埋もれていたもので54年ぶりの復活。
この土石流で42番石仏が行方不明になる。
(令和3年2月追記)
左岸から右岸へ渡ります。(令和3年2月追記)
谷筋を下ります。
このアルミ製のアユミが無残な姿になっていました。(令和3年2月追記)
四十番は左へ、ぼ~っとしていると見落とします。四十番の後は、まっすぐ行った先に出ます。
ほぼ同じ場所の写真です。(令和3年2月追記)
40番へは右岸から左岸へ深い谷を渡ります。(令和3年2月追記)
ものすごくいい雰囲気。
四十番 薬師如来
観自在寺(かんじざいじ)薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
沢を渡ってすぐに。
四十一番 十一面観世音菩薩
龍光寺(りゅうこうじ)十一面観世音菩薩
おん まか きゃろにきゃ そわか
1999年9月台風による大雨で、「41番十一面観世音菩薩像」発見。6月の39番発見につぐ二度目の奇跡。
四十一番は再び流失したようです。
上の写真と比べるとかなり深く削られたのが判ります(令和3年2月追記)
再び、山中へ。
四十一番下方から振り返る。(令和3年2月追記)
四十二番 大日如来
佛木寺(ぶつもくじ)大日如来
おん あびらうんけん ばざら だとばん
1999年7月11日に発見された。
三十番からここまで30分くらい(参拝の時間は除く)。
リボンに注意して進んでください。(令和3年2月追記)
なぜか積みたくなるのが、人情。ケルン群です。
次は四十三番を飛ばして四十四番です。四十三番は一番最後になります。
四十四番 十一面観世音菩薩
大寶寺(たいほうじ)十一面観世音菩薩
おん まか きゃろにきゃ そわか
杉木立の中を下ります。
四十五番 不動明王
岩屋寺(いわやじ)不動明王
のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
歩き易い道になります。
あともう少しです。標高360m
四十六番 薬師如来
浄瑠璃寺(じょうるりじ)薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
ここまで来たら、下山口はあと少し。標高360m
緩やかな下り。
四十七番 阿弥陀如来
八坂寺(やさかじ)阿弥陀如来
おん あみりた ていせい からうん
最後の急傾斜。落ち葉ですべり易いので気をつけて。
ゴールはすぐそこです。
四十八番 十一面観世音菩薩
西林寺(さいりんじ)十一面観世音菩薩
おん まか きゃろにきゃ そわか
国道へ出たら左下へ。
国道2号線の法面上部へ出てきます。足元に注意して下りて下さい。
舗装路へ出るとすぐに四十三番石仏があります。
四十三番 千手観世音菩薩
明石寺(めいせきじ)千手観世音菩薩
おん ばざらたらま きりく
四十三番のある場所が、菖蒲の前が白馬の腹の中に隠れたとされる場所で、馬頭神社があります。
ここで山コースは終わりです。が、駅に戻る途中にもう四体ほどありますので里コースの方で紹介します。
ここも被害に遭いましたが修復されています。(令和3年2月追記)
少しの雨でもすぐに崩れそうなところが何か所もあります。
滑りやすい所もたくさんあります。くれぐれも注意して歩いてください。
(令和3年2月追記)