ヘアケア

パーマ・縮網矯正などをされたお客様へ

髪の毛の美しさを持続させるためには、日頃のケアーがとても大切です。以下の点に十分注意して美しい髪の毛をキープしてください。

1.今日だけはシャンプーを我慢してください。パーマ直後の髪はとても不安定な状態です。仕方なくシャンプーもしくは濡らした場合はしっかりと乾かしてからご就寝ください。濡れたまま眠ってしまうと、摩擦によって髪の毛を傷め、寝癖跡が直らなくなってしまいます。

2. パーマがしっかり安定するまでの1週間くらいは、帽子をかぶったり髪を結んだり、ヘアピンの使用や耳にかけるなどはお避けください。跡が残ります。

3. 特に髪の毛が濡れている状態のときの取り扱いには十分注意してください。髪の毛が濡れているときはクセがつきやすくなるだけでなく、キューティクルが開いている状態ですので、髪の毛の中のたんぱく質が抜け出やすい状態にあり、また、キューティクルが剥れやすくなっています。髪の毛の艶はキューティクルが左右します。キューティクルが浮いたり剥れたりすると艶のない傷んだ髪の毛になります。髪の毛を美しく見せるためにもこのキューティクルを大切にしてください。

4.いつまでも濡れたままにしないで、ドライヤーなどで乾かしてください。

5.  濡れた状態でのブラッシングはお避けください。キューティクルが剥れてしまいます。


カラーをされたお客様へ

ヘアーカラーの美しさを持続させるためにも、ヘアカラーのメカニズムを知っていただくことと、日頃のケアーがとても大切になります。以下の点に十分注意して美しい髪の毛をキープしてください。

1・カラー剤に含まれるアルカリ剤によって髪の毛のキューティクルが開かれ、カラー剤が髪の毛の内部まで浸透していきます。


2・髪の毛のメラニン色素を分解し脱色すると同時に、染料が発色します。


3・染料はタンパク質の分子と分子の隙間に入り込んでいます。


4・余分な染料を洗い流し、シャンプー、PH調整剤、トリートメントによりアルカリ性に傾いた髪の毛を弱酸性に戻しキューティクルを閉じます。


 健康な髪の毛のPhは4.5~5.5(弱酸性)です。カラー直後のシャンプーでは完全にアルカリを除去できません(キューティクルが完全に閉じません)。この残留アルカリにより褪色(色落ち)したり、ダメージしたりします。そのためにもお客様の家庭でのケアが重要になってきます。

お手入れ


・できれば、今夜だけはシャンプーを我慢してください。シャンプーをする度に褪色していきます。


・残留アルカリは約1週間でなくなります。特にこの間のケアが一番大切です。


・その他の褪色・ダメージの原因として紫外線・汗・ドライヤーによる過熱などがあります。


・特に髪の毛が濡れている状態のときの取り扱いには十分注意してください。髪の毛が濡れているときはキューティクルが開いている状態ですので、髪の毛の中のたんぱく質や染料が抜け出やすい状態にあり、キューティクルが剥れやすくなっています。


・髪の毛の艶はキューティクルが左右します。キューティクルが浮いたり剥れたりすると艶のない傷んだ髪の毛になります。髪の毛を美しく見せるためにもこのキューティクルを大切にしてください。


・夜寝る前は髪の毛をしっかり乾かしてください。濡れたまま眠ってしまうと、摩擦によって髪の毛を傷めてしまいます。髪の毛は濡れたときが一番傷つきやすいのです。


ヘアカラーの色は光によって色の見え方が変わります。蛍光灯の下では青みがかった感じに、また白熱灯や太陽光の下では赤みがかった感じにみえます。また、光が強ければ明るく、弱ければ暗くみえます。
こうした光による色の変化や、褪色による色味の変化もヘアカラーならではの楽しみ方です。



正しいシャンプー方法

シャンプーは弱酸性タイプ(できればアミノ酸系)のものを使用し、頭皮だけを洗うように心がけてください。髪の毛の汚れはシャンプーの泡で十分おちます。(「お湯」は熱くない湯を使用してください。洗面器ですくったお湯よりシャワーのお湯を使用するようにしてください。節水にもなります)


1.まずはお湯で髪の毛についた埃などを落とします。


2.次にシャンプーを手のひらでしっかり泡立ててから頭皮につけます。


3.頭皮はマッサージするようにもみ洗いします(頭蓋骨の上で皮膚を動かすように)。けっして髪の毛をゴシゴシしないでください。シャンプーブラシ等を使用する場合は髪の毛が絡まらないように小刻みに動かしてください。


4.汚れがひどく泡立ちが悪い場合は一度すすいでから、(3)を繰り返してください。


5. お湯でしっかりとすすぎます。シャンプーが残っているとかゆみやフケの原因になります。特にえりあし、耳の後ろを注意してください。


6.リンス・コンディショナー・  トリートメントを毛先に少しだけつけてください。

(私の個人的な意見ですが、健康毛のショートヘアの方(特に男性)はリンスは必要ないと考えます。すすいで少しきしむ位が髪の毛は健康な状態です。ふくろうで使用しているリンスは頭皮のコンディションを整える為のリンスです)


7.シャンプーと同じくすすぎ残しがないようにしてください。毛先は一番ダメージを受けています。毛先中心にケアするよう心がけてください。(トリートメントは少し時間を置いた方が効果的です)


8.タオルでしっかり水分をふき取ってください。この時タオルでこすったりしないで、つつみこむ様にして水分を取ってください。


9.いつまでも濡れたままにしないで、ドライヤーなどで乾かしてください。濡れた状態の髪の毛はデリケートです。ブラッシングはお避けください。キューティクルが剥れてしまいます)


乾かし方

まずは地肌を乾かすように、ドライヤーの風を根元付近に当ててください。この時1箇所にずっとあてないで、ドライヤーを振りながら全体をまんべんなく乾かします。次に髪の毛の中間や毛先を乾かしますが、髪の毛流に逆らわないように1と同じようにドライヤーを当ててください。ブラッシングは毛先・中間・根元・全体の順で行うようにしてください。髪の毛のもつれはダメージの原因となります。


アタマジラミの対処方法

夏場に多く発生すると思われがちなアタマジラミですが、高温多湿が苦手な為、冬場が活発になります。プールなどでうつると思われがちですが、それは間違いで、直接毛と毛が接触してこすれあった時にうつります。子供は頭をくっつけあって遊ぶことが多いので感染率が高くなっています。

帽子やマフラー、ブラシ、衣類等を共用することや 寝具類、マクラ、シーツを介してうつることもあります。


まずは本当にアタマジラミかどうかを確認してください。

自覚症状としては「頭のかゆみ」があります、また、髪の毛の中に無数の褐色や白色の粒が見られます。
しかし、頭のかゆみは他の要因によっても起こりますし、髪の毛の中の白いものも「フケ」であるかも知れません。

成虫は見つけるのは難しいので、卵でシラミの有無を判断するのが一般的のようです。
・ シラミの卵は丸っこく、フケは様々で厚みがない
・ シラミの卵は毛を取り巻くように付着。フケは毛に乗っている感じ
・ シラミの卵は触っても取れないことが多い。フケはすぐ落ちる。
・ シラミの卵は毛の根元から数センチのところに多い。フケは主に地肌近く。
後頭部や耳の後ろに発生しやすいので、このあたりを重点的にチェックしてください。


シラミが見付かったからと言って髪を切る必要はありません。1mmくらいの丸坊主にすれば一発で駆除できますが、そこまでする必要はありません。

アタマジラミの駆除には駆除用シャンプー(スミスリン)と専用櫛を使います。スミスリンシャンプーは成虫に即効性がありますが、卵には効果がないので、卵は駆除用の櫛で梳き取る必要があります。

スミスリンシャンプーは内容量が多くないうえ、少々値段が張りますが、大抵の薬局にもおいてありますので入手しやすいです。

シラミの生活サイクルは、成虫の生息期間約1ヶ月、一生の産卵数300個前後、卵期間7~10日、幼虫期間7~16日です。

これを踏まえて1日一回3日間隔で3~4回行ないます。


スミスリンシャンプーの使い方

1. あらかじめ水又はぬるま湯で頭髪を少し濡らしてください。
2. キャップの目盛を参考に、1回量として10~20mL程度を使用してください。
3. 薬液を頭皮と頭髪全体、髪の生え際まで均等に十分いきわたらせながら、シャンプーするように泡立ててください。
4. 頭にタオルを巻くなど目、耳、鼻、口等に入らないようにして、5分間待ってください。
5. 水又はぬるま湯で薬剤を十分に洗い流してください。そのあとは通常のシャンプー又はリンスを使用してもかまいません。